MACDを利用した日経225の取引手法、数値上はめちゃ強いがマインド的に厳しいか?
日経225先物取引だけでなくFXや株式投資においてもサブチャートにて見れるっぽいMACD。
いわゆるオシレーター系の指標で売り買いのタイミングを示してくれる。
そのためこの指標単体でエントリーから決済まで簡単に行うことが可能。
実際にMACDを利用して取引をする場合の手法について
MACDは2本の線が表示される指標。
この2本の線が基準値0より上でクロスした場合、デッドクロス。0より下でクロスした場合をゴールデンクロスとしてエントリーと決済をしていく。
具体的にはデッドクロスの時は売り、ゴールデンクロスの時は買いを入れていく。
足は日足が騙しが少なくなるため利益を出しやすいがかなりの長期保有前提となるため精神的にツラい。15分足ならまだ利益を出していきやすい感じか。
MACDで取引した場合の勝率および利益について
上記の手法でエントリーから決済をしていくとどうなるのか図示していきたい。(ちなみに短期日数12、長期日数26、シグナル9で表示している)
15分足の場合
おおよそ18950円程度でゴールデンクロスなので買エントリ
その後19100円前後でデッドクロスのため決済おおよそ+150円となる
保有期間もナイトからザラ場というだけで一日以内というのがグッド。
ただしこれはだいぶイケてる時でカスみたいなデッドクロス、ゴールデンクロスの繋ぎをするときもある。
とはいえ常勝の方法ではないというだけで全体的に見れば利益を出していきやすい手法だと個人的には思う。まあ使わないけど。
ちなむと最初に書いたけど日足のほうが勝率は高い。
おそらく15100円から15190円のどっかで買エントリ
で16200円ぐらいで決済売かな。
1ヶ月弱の保有で+1,000円取れてるわけだから凄まじいパフォーマンスと言えますな。
とはいえここから続けてみていくと8月台に売りを入れた後、決済点が現れずにロスカットになっているのでなんともはやですね。
MACDを利用した取引のデメリットについて
MACDのメリットはオシレーター系であるがゆえの直接的に売買に繋げやすいわかりやすさ、そしてある程度利益を取りやすいという部分でしょう。
しかしこれらを踏まえた上でデメリットも正直大きい。
・長期保有をするため精神的負担が大きい
・ある程度の値動きを許容する必要があるので損切りラインは広くとる必要あり(場合によってはロスカットに頼る形)
・知らないけど後出しの指標らしいのでリアルタイムで見ているとエントリおよび決済ポイントが分かりづらい
ぶっちゃけ損切りについては適当にレンジ引いてそこをポイントにすればいいけど、一番の問題はやっぱり精神的負担だなぁと。
日足で見た場合大体1ヶ月以上保有するのが前提なのでメンタルがやられる、かといって15分足で見ると勝ちにくい(利益を出しにくい)
正直言うとオシレーター系はそれ単体で取引すると痛い目見る初心者殺しなので使わないほうが良いだろうなぁと思います。
MACDを腐らせずに上手く使う方法
個人的にはMACDは移動平均線と併用してブレイクするかどうかを見るのに使うと良いかと思います。
例えばこの15分足でのゴールデンクロス時の画像
ゴールデンクロスが起きた後、きれいに中期線・長期戦を抜けて値上がりを見せてくれています。
もちろんMACDだけを見てブレイクするかどうかを見ていくのは相場に殺される可能性大ですので、他の点も見るようにしましょう。
この画像だけでMACDのゴールデンクロス後にブレイクするかどうかを考えるなら、短・中・長の並びがしっかりできているかどうかをまず見ます。
ブレイクする時は短・中・長できれいに並んでいてかつ、長期戦方面に動くシグナルが出ているかどうかは大事かと。そうでないときでもブレイクは全然あるんですけどね。
MACDを利用した取引手法についてのまとめ
オシレーター系全般に言えることだけど単体での運用はザコい。
他の要素もいれてエントリ・決済に使っていくのが王道でしょうね、個人的には大きな値動きで見たときの反発かどうかを見るのに良さそうに思います。
例えば売りを持っている状態のときにゴールデンクロスが出た場合は利確してしまうとか。
まあぶっちゃけデイトレしかあまりやらないので適当言ってます、これ読んだ人は自分で考えて取引ルールを組み立てましょーね。